こんにちは。
やっと水生昆虫トンネルから抜け出したと思ったかもしれませんが、そんなに甘くはありません。
ということで、今回もよろしくお願いします!
えっと、まず最初にお詫びなんですが、
写真のトンボ、赤とんぼじゃありません
えええええええええええええええええええええええええええええええええ
だって赤いじゃんーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
と思われた方、
ごめんなさい。赤とんぼじゃないんです。確かに赤いけど。
そうなんです。
正確に言いますと、赤とんぼっていうのは、アカネ属のことなので、この写真のショウジョウトンボは赤とんぼじゃないんです。
反対に、ナニワトンボなど、赤くないのにアカネ属に分類されてしまったが故に、赤くないのに赤とんぼと言われているのもあります。ついでにいうと、秋によく見るウスバキトンボも赤とんぼじゃありません。
ではなぜこの写真にしたか。
下の写真を見ていただければわかります。
では、本場の赤とんぼの写真を。
まあイメージ通りですよね。
ちなみにこれが、かの有名なアキアカネ、赤とんぼの王道です。
っていうか、上の写真見て思いませんでした?
上の方が赤いじゃん。
そうなんです。
これがショウジョウトンボの写真を使った理由です。
まあ写真のアキアカネも未成熟個体なんですが、それを差し引いてもショウジョウトンボってかなり赤いんです。もう少し遠慮すればいいのに(余計なお世話
まあ、赤とんぼもやるべきときはやります。
これが本気出したアキアカネ(秋に撮っただけ)
ね、赤いでしょ?
まあ顔まで赤くするのは、アキアカネにはできない芸当なので、ナツアカネに来てもらいましょう。
顔まで赤くなっていますね。
ところで、庭先とかで、木とかロープの上に群れている赤とんぼを見かけたら、まずこのアキアカネかナツアカネだと思ってもらっていいです。
基本的に、庭先で見るような赤とんぼは、ほとんどアキアカネ、ナツアカネ、ノシメトンボに絞られます。
ノシメトンボはまあ羽を見て一発だとして(羽の先っちょが黒くなってます、コノシメトンボとかリスアカネも同じなんですが、これはまたいつか)、若干ややこしいのがアキアカネとナツアカネ。
基本的に、北の方でなければ、夏に低地にいるのはナツアカネで80%OKなんですが、秋先になると両者が混じってくるのでややこしいです。
ということで、見分け方。
胸のわきの模様で一発です。
胸の真ん中の黒い筋が、アキアカネでは上にとがっているのに対して、ナツアカネではブチっととがらずに切れていますよね。
これだけです。ほんとに。
見かけたトンボを、「これはアキアカネ、これはナツアカネ」と見分けながら歩いていくのも楽しいと思います。
それでは良い夏を。赤とんぼじゃないトンボの話を半分以上していたわけですが、まあ次はちゃんとやります。たぶん。
コメント