水田雑草を堪能せよ

さて皆さん

期末が終わりました(二つの意味で)

んなわけで、久しぶりの投稿をしていきたいと思っています。ので投稿します。

本校には、棚田状の水田があるわけですよ。

で、無農薬。かなり昔からそのままの姿を維持してきた貴重な水田なんです。

そんな水田の中には、驚くべき沢山の生物が暮らしているわけであります。(いつか特集)

さて、無農薬ということは、雑草がたくさん生える訳です。それも、水田特有の雑草がたくさん生えます。これを

水田雑草

といいます。農家の敵。

ヒエ、ミゾソバ、オモダカ、コナギ、セリ、ウキクサ・・・

これらの植物が俗に水田雑草と呼ばれています。水温を下げたり、イネの栄養を奪うので忌み嫌われることが多いのです。

しかし、我々はあえて水田雑草に着眼点を向けました。それはなぜか!

「なんとなく」←※大きな理由です。

そうです!独特なフォルムをしているからなのです!(話がかみ合っていない)

オモダカ→ブーメラン

ミゾソバ→朝顔

コナギ→スペード

など、ものすごく独特な葉の形をしているのです!また、これらの植物の多くが水生昆虫の産卵床(卵を産む場所)になります。

しかし、これらの水生植物、例えば都内ではめちゃめちゃ減少しちゃっています。なぜか。

それは、そもそも田んぼが殆ど消失してしまった為です。

かつて東京には、一応田んぼなるものが存在していました。しかし、経済成長で住宅需要が拡大。丘陵地の多くが見る影もなく団地に代わり、運よく開発を免れた谷戸や水田も上流域の開発による湧水量の減少跡継ぎの不足により次々と放棄されるようになりました。よって田んぼの母数が少ない。

さらに、他の都道府県で大規模な稲作を行っている所の場合、多かれ少なかれ農薬を使用していることがあります。オモダカなどは農薬への耐性をある程度つけることがあるためまだ耐えられますが、ミズオオバコなどといった希少な水草は水田で生きていくことは出来ません。このように、都市部や大規模稲作地帯では、豊富な種類の水田雑草が生存することは難しくなっています。

しかし、わが校の水田は違います!(ひいき)

わが校の水田は面積もそれなりにあり、かつ生徒が自分の手で植え、除草をし、収穫します。

つまり、農薬や大型機械を使っていないのです!

それはつまり、水田雑草の安定的な生息地であることを意味しています。

実際、わが校の水田では

オモダカ

コナギ

ミゾソバ

カキドオシ

ヒエ

をはじめとした多種多様な水生植物が生息しており、外来種はほとんど見られません!

さらに、都内では絶滅寸前の「ハンゲショウ」という白い葉の綺麗な植物までみられます。

無農薬の力 とまでは言い切れませんが、これらの植物がそれぞれかなりの数見られるのはうれしいばかりです。

さて、今回は水田雑草の序盤でした。次回から、一種類ずつ説明していきまぁす☆

みんな!ありがと!

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